某総合不動産会社の戦略
ひょんな事から某総合不動産会社の人事の方のお話を伺わせていただく機会があり、そこで伺った話が面白かったので、ここにシェアしたいと思います。
ところで、みなさんは東京の戸建の相場はご存知でしょうか。
大体6000万が相場だそうです。
さらに聞きます。東京の世帯年収の相場ってどれくらいかご存知ですか。
一番多いのは600〜800万台だそうです。(共働き)
では、この世代の賃貸価格の相場はいくらくらいなのでしょう。
その不動産の方がおっしゃるには大体12万くらいらしいです。
これ仮に35年ローンを組むとするじゃないですか。
12×12×35万=5,040万
5000万台の住宅だったらまあまあ買えちゃいますよね。(案外マンションは近いところにあった。)
つまり、5000万台で駅近の戸建住宅を設計する技術さえあれば、この層を顧客としてゲットすることが出来るというカラクリらしいです。(同じお金を住宅費に払うなら、将来的に資産になり得るマイホームを買う選択をすることになるから)
あとは、駅近の土地を競り落とせる力があれば問題ないワケです。
ここで、この某総合不動産会社は、同じ土地により多くの住宅を建てる設計力・施工力があるので、より高い収益性の土地活用が出来るビジネスモデルと組織力があるので、他の競合より、より高い値段で狙った土地を競り落とすことが出来るので、競りにも負けず、好立地を確保出来るというワケだそうです。
これが「好○地、ゾクゾク」のレシピだそうです。(言っちゃった)
ビジネスモデルとして戦略的にロジックが確立されていたので、本当にすごいなって思いました。
①ターゲット(市場)を決める
②収益性(どれくらいの利益を出すか)を決める
③ビジネスモデルを組み立てて、資本(人、モノ、お金)を集める
まさに成功する事業モデルの組み立て方じゃないかっ!!!と感動してしまいました。
(めっちゃ綺麗…! しかもこれにさらにインフラサービスとか付随させちゃうんだから凄いですよね。)
今は住宅ローンの金利も低いし、減税とか給付金制度とか充実してますし、今後は不動産がアツイのかもしれないですね。
ビジネスモデルを解剖してみると、その会社のことがもっとよく知れて面白いなと感じたので、これからはそういう着眼点をもって、もっと色んな会社を分析してみたいなと思いました。
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参考URL
https://magazine.aruhi-corp.co.jp/0000-4192/
https://circu.co.jp/pro-sharing/mag/article/1833/
*1:まさにこんな感じ👀