建築図面とは
建築図面は大きく使用用途・計画段階によって三つの図面に分かれます。「基本設計図」、「実施設計図」、「施工図」です。
基本設計図は、建築主が希望する間取りや構造、コンセプト、予算を踏まえた上で設計の方針を固めるための図面です。設計者と建築主の意見の擦り合わせ段階で活用されます。施工が始まってしまった後からだと方針を変更出来なくなってしまうことが多いからです。
次に実施設計図ですが、実施設計図は設計者が施工者に実際の施工要求をする為に作成します。つまり発注図面です。これを元に現場の施工管理者が施工図を作成し、施工がスタートしていきます。
今のところでいう私の守備範囲は設計図の領域なので、設計図について書いていきたいと思います。
実施設計図の主な構成ですが、意匠図、構造図、設備図の3つに分けられます。
意匠図は、平面図、断面図、立面図、矩計図、天井伏図、展開図、平面詳細図、配置図です。
構造図は、床梁伏図、軸組図です。
設備図は、電気設備図、空調換気設備図、給排水衛生設備図です。
施工図は、平面詳細図、躯体図、総合図って感じです。
以下、参考URLです。